2005年 03月 10日
碧い海 私は彷徨う
私がもたれかかっている建物は、白い砂浜に合わせて作られたような白い白いコンクリートのちょっと無骨な東屋のよう。ベンチもなく、ただ日陰を提供しているだけなのかしら。足元にはサラサラと真っ白な砂。
ここで自分がパンツ一丁(以下パン一)なのに気がついた。
そう、パンツ履いていないと素っ裸(以下マッパ)状態である。
えっ、どうして?と思うが、ワケが分からない。履いているパンツは白地にイチゴちゃんの模様が入ったとてもファンシークレイジーな柄だ。しかも、「お腹が冷えないオヘソの上まであるデカパン」だ。いやっっっっ!!!恥ずかしいっっ!(それ以前の問題だが)
とにかく、なんとか隠れつつ家に戻らねばと思うがここはどこかも分からない。家の近くにこういう場所なんて無かったはず。だったらお金すら持っていないこの状況で一体どうやって帰ればいいのだろう?
周りを警戒しつつ、ススス・・と忍足で貼りついていた建物から離れる。次の目標はあの人がたくさんいるビーチの「海の家」!!ああ、なんて遠い、そしてああ、なんて見つかる危険の高い賭けなんでしょう!でもパン一の方がブラ一より恥ずかしくないかしら?トップレスと思ってもらえるかしら?でも履いているのはイチゴちゃんのパンツ。「パンツ」ですから!マッパよりマシだけど・・・・。そこからはバスかしら!?バス停あるかしら?ジャッキー・チェンのように(←なぜ?)バスの後ろにえいやっ!と貼りついて帰れるかしら?ドンクサい私には無理だあ!!いや、だいたい、そのバスが家の方向に行く保証はないじゃないの。全然違う場所にドンドコ行っちゃったら?「パン一でバスの後ろにしがみついたまま市中引き回しの刑」じゃん!ダメだあ!!じゃあどうしよう?タクシーをつかまえて事情を話して泣いて頼もうか?こんなイチゴちゃんのパンツ一丁の私を乗せてくれるかしら?乗せてくれなかったら?・・・(いろんな意味で)かなし~~~~っ!!だいたいここどこーーっ!?
そして私は駆け出した。
そんな夢を見た。