人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今日もトト日和 TOTO'Z FACTORY フォトグラファー&デザイナーの秋山伸子です お仕事のことや日々のあれこれを綴っています 写真のサムネイルをクリックで各記事をご覧いただけます

二人の守護神

二人の守護神_a0034287_1445690.jpg

赤が似合うたもんに・・と情熱的なバラの花束をいただきました。
ハチャメチャなヤツにはもったいないような・・・。Mさんありがとう。

この小さな額は、キッチンの壁にあるたもんの仔犬の頃の写真です。

手術のたびに、公園へ行き、
「手術がうまくいきますように。たもんが無事帰ってきますように。」
と願いながら、四葉のクローバーをつみ、足にはりつけていました。
次の手術にはまたつんで・・・。
最後の手術からもう長い年月が経ち、クローバーも色あせました。

都合、9回の外科手術で、たもんが最後まで自力で歩ける足に
してくださったのは、鹿児島大学教授、樋口先生です。
(病院は大分県日田市にある樋口動物病院)

30年以上整形外科をしてきて、3万例以上いろんな疾患を見てきたけど、
生きてる犬は初めて見たというたもん。
術式もなにもない状態。外れて変なところにくっついている骨には
関節面も形成されておらず、肘関節にうまく入れたとしても
どうなるか分からないという状態で、
「(これからも)飼うんでしょ?じゃあ手術せんとね。立てんようになるよ。」と
言って手術を引き受けて下さいました。
右腕は肘関節がつぶれてしまったけど、それでもたもんは最後まで
ほとんど自力で生活できました。

一般診療はしないという特殊な病院で、入院患畜もたもんが初めてという状況でも
「傷の回復にはたんぱく質が必要なんですよ」と、お肉をどっさり煮た手作りの
ご飯を毎日与えてくださった優しい奥様。
樋口先生のアシストをしていた、たくさんの開業医の先生達。
「最初から最後まで樋口先生が診る患畜は少ないです。たもん君は良かったと思います。」と
その中の別の病院の院長先生が言ってくださいました。
本当にそうだと思います。

ウチは、トトも含め獣医さんの運が非常に良かったと思います。
遠回りもせず、直接この分野ではこの先生がトップと言われる
先生達に紹介も含め巡り会うことができました。
樋口先生を紹介してくださった、アイヴィヨコヤマペットクリニック院長、横山先生にも
感謝しています。

また、そういう超一流の先生達は、皆さんとても人格者で動物好きでした。
うちの犬達にもとても良くしてくださいました。

そして、とある山の中の川で一人リハビリのためにたもんを泳がせていた時偶然知り合ってから、
長らくうちの犬猫たちの主治医になってくれている、風の動物病院院長 濱崎先生。
濱崎先生がいたからこそ、トトもたもんも最後まで最適な治療が受けられました。

その都度その都度、先生には本当によくしていただきました。
めげそうになる私を何度も励まし、旅立ったときには慰めてくださいました。
濱崎先生が主治医で、私はどれほど心強かったか。
どれほど感謝してもしきれないほどです。

たもんは二人の守護神に守ってもらえたからこそ、立派に10年、生きてこれました。

心から感謝します。
ありがとうございました。



■□■□■□■□ Photo by TOTO'Z FACTORY □■□■□■□■

by totozfactory | 2014-01-09 14:41 | 犬たち猫たちのこと。