2005年 08月 02日
香り
時々むしょーに「シュワッとしたものが飲みたい」衝動にかられる。
ダイエットペプシとか買おうと思って探してウロウロしていたら、すごく良い香りが。
ん?と思って、店内を見廻すと、男性が2~3名。チラホラと歩いている。てっきり女性の香りだと思ってたのに。
うち1名は外国の方。背が高くて、短パン、ビーサン。はっきり言って「おっちゃん」だ。
香りの主はそのおっちゃんだった。
あまりにも良い香り。なんて香水(コロン?)なのかはもちろん分からない。
実は私は「香り」は苦手なのだ。家の中も出来るだけ香りはいらない。自分にもつけないし、デパートの香水売り場は鼻が痒くて痛くてどうしようもなくなる。
うちは猫達もたくさんいて、トイレも部屋にあるから(ほんのたまに)やってくる外部の人に気を遣って消臭剤を買ったのだけど、それについてる匂い(せっけんの香り)がきつくて、鼻が痛くなった。
日本人は香水がヘタだとよく思う。適度につけることが苦手なのかな。それとも体臭が少ないから香りが際立ってしまうのかな。
「朝から一本飲んできたんかい!」と突っ込みたくなるような、香水ブリブリの人が多い。
その香り(匂い)を辿っていくと、その人にたどり着くはず(笑)。ヘンゼルとグレーテル状態の人が非常に多い。
だから本当にささやかでも、香水の香りが苦手。洗剤も香りのないタイプを選ぶ。
でもこの男性のつけていた香りはすごく良い香りだった。
お店の空気にふんわり、やんわりと乗って、すれ違ったときに「ふわり」と香ってきた。
お風呂上りのような、石鹸ともフローラルとも言えない、なんとも優しくさわやかで穏やか。
「あ、いい香り」と思った瞬間、鼻腔からは消え去っている。ひつこく残らない。臭覚には自信があるのだけど、ほんとうにささやかな幻のような香り方。
「その香りはナンですか?」と聞こうかと思ったが、自分がつけるワケでなし、とやめておいた。
あんな良い香りもあるんだな。