2015年 12月 16日
Vingt Mille Iieues Sous Les Mers
暗闇の中に浮かび上がる巨大なプラント
呼吸するように蒸気を吐き発光し
地鳴りのような音が聞こえる
生きている
不思議不思議不思議!
なんて不思議なんだろう
昼間見ると
それはまさに建造物である
しかしどうだ
夜にはまるでそれが
生きているように見える
不思議不思議不思議!
それが私にはたまらない魅力なのだ
***
かつて年に数回行き来していた
阪神高速湾岸線から見える
大阪は堺のプラント群。
鉄塔に螺旋状に配置された照明が
闇夜にいくつも浮かび上がると
いつもジュール・ヴェルヌの
「海底二万哩(マイル)だ」と頭に浮かびました。
たくさんの螺旋状の灯りが
まるで深海に生息する謎の生き物のように
見えるのです。
建物の影からノーチラス号が出てきそう。
言葉に出来ない不気味さ、不思議さ
そういうものを感じるからでしょうか。
今回久々にこうして工場夜景を見たのですが
やっぱり「海底二万哩だ」と思ってしまいました。
■□■□■□■□ Photo by TOTO'Z FACTORY □■□■□■□■