2006年 03月 31日
怪奇 糸女
ペチャペチャ・・・・ペチャペチャ・・・・・
はっ!!と振り向けばそこには
自分の足を舐めているトトが。
「何舐めてるのかな~?」とよく見てみると
足から糸が出てました。ひえええええ!!!!
傷口の一番下が少しだけ開いていて透明のテグスのような糸が「ピョロリン」と2センチほど飛び出している。
生物の身体から出る人工物の異様さったらない。
どう考えても「中身」を縫ってる糸(溶けちゃう糸)だ。
トトは「これが・・・気になるねん・・・取りたいんだけど・・・えいっえいっ・・」と口で引っ張る。引っ張るたびに「ニューン」と伸びる糸。
「あわわわ!!!やめなさい!引っ張っちゃダメ!!」と慌てて止めて、バンソウコウを貼って誤魔化しておいた。
術後6週間は経過しているので、当然傷はふさがってるし、内部の手術箇所もふさがってるはず(骨もくっついてるはず)。だから糸は切れてしまってもいいんだろうけど、でも切っていいのか確信が持てない。
そして今朝、病院が開くと同時に即行で電話した。執刀医の山口先生が出てくれて「ああ、それは溶ける糸です。ほんとは紺色なのだけど、溶ける前には透明になるんですよ。切っても大丈夫です。切るときには一杯引っ張っておいて、皮膚の間際でプツンと切ってくださいね。」と言われた。この糸が溶ける前に、トトのように気持ち悪くなる子は多いということだけど、舐めて引っ張りださなくてもいいじゃんか!(汗)。
恐々糸を引っ張ると、どんどん伸びる。切れるまで伸ばしてもいいと言われたけど、怖いので適当に引っ張っておいて、プツンと切った。しゅるるる~~と皮膚に引っ張り込まれる糸。
気持ち悪いよ!
血とか全然怖くない私だけど、この糸はなんだか気持ち悪かった。トトちゃんもう出さないでね。