2007年 06月 29日
自分大好きさんほど強いものはない
そんな中で、たった一人、自分のために生きていたヤツがいる。
たもちーーん。である。
雨の日も晴れの日も、一日中放置プレイで過ごすハメになったトトとたもん。
トトは「あ~なんか今日も放置っぽい。仕方ないわね。」と空気をよく読んでくれる。
ワガママも言わず、大人しくじ~~っと寝ていてくれる。
が、たもんは別。
「どうして母ちゃんはオレの傍に来ないのだ!」と不満タラタラ。
何とか私を傍に呼ぼうと必死のパッチで考えた。
そして思いついた。
「トイレをしたら来てくれる」ということを。
以前ならワンワン吠えて、私に教育的指導を受けていたのだけど、吠えるのはイカンと学習してくれたらしい。それは大変助かる。成長したもんだ。
教育的指導が入らず、私が部屋に入ってくるには、室内トイレに用を足すしかないと彼は思ったのだ。
トイレトレーがある場所に行き、敷いてある新聞紙をガサガサいわせると、
いつもは私が「あ、トイレしてる」と片付けに入る。
彼はそれを応用した(らしい)。
ナンかたくらんでるな、と思った私が影からコッソリのぞくと、
トイレに向かったたもん。
わざと足で新聞紙をガサガサいわせる。
そしてダイニングテーブルの向こう(そこにトイレがある)から、頭を下げてこちらをジーーー・・・と見ている。
「・・・あれ、母ちゃん来ない・・。」
もう一度ガサガサ。そしてジーーー・・。
(ものすごい真面目なムッとした顔で見ている)
「・・・?あれ・・やっぱり来ない・・ダメか。」
そして仕方なくオシッコをすこ~~しだけ、チョロッとする。
自分の居場所に戻ってお座りをし、ナイラボーンを口に咥え待機。
すると横で寝ていたトトが「んも~~~・・仕方ないわね・・」とよっこらせ、とソファから起き上がり、トイレに向かい、オシッコがされた新聞紙を「汚い汚い」と言わんばかりにガサガサと丸め、端っこに寄せてくれる。
そうなるともう私が行かないといけない。(トイレがワヤになる)
観念して入ると「わーい、来た来た!」とウハウハしながら私のまわりをジョーズのようにグルグル回り、「こっち来い」と自分の居場所に誘導しようとする。
私が無視してトイレを片付け、部屋を出ると、口に咥えたナイラボーンを「ボタ」と落とし、
「あり。」
という顔をし、しばし考える。
そして振り出しに戻るのだ。
お~~~ま~~~~え~~~はあ~~~~~・・・・!(ブルブル)
何回トイレしたら気が済むんじゃ#
自分のためだけに生きているヤツって強い。
まわりの気遣いがない。
遠慮もない。
あ~あ。