2013年 01月 08日
和の美しさ
「画面が汚い」など、さんざん苛められて終わった大河ドラマ「平清盛」ですが、私は好きでした。
何とは言いませんが、その前の昼ドラマのようなペラペラ画面の大河ドラマよりずっとどっしりつくられていたと思うのですが・・・。
時代モノの何が見ていて辛いというと、新品ピカピカで化学繊維のようなペラペラとした衣装なのです。
平清盛は、その中でも出来るだけ忠実に布の風合いを再現していたと思います。
何度も着ていることを想定して、ジーンズメーカーでストーンウォッシュをかけ、もわっとしたような柔らかな
風合いを表現したり、わざと破いてみたり。かと思うと貴族のきらびやかな衣装には豪華な刺繍や織りの柄あり。
それぞれの登場人物を象徴するような美しい衣装に、様々な柄。
細かい文様の隅々までもが、完璧なバランスで構成されています。
道具類もとても綺麗で、毎回魅入って溜息ものでした。
そんな「手仕事ニッポン」大好きな私ですが、日曜にお邪魔したカフェのイスがとてもステキで思わずパチリ。
少しずつ違う形の古いスツールがいくつかあって、布が全て同じものだったので、おそらくリメイクで布を
はりかえたのでしょう。
うーん、とても綺麗。ビバ・手仕事ニッポン。