2014年 12月 19日
あなたの横にいる愛しい存在

君があんな過酷な運命を背負って生まれてきたなんて、この当時の私には想像も出来なかったよ。
どなたとは言いませんが、代々ドーベルマンを飼っているお宅のブログをずっと見ています。
大切にしていたオスのドーベルマンが旅立ち、新しくちびたんがやってきました。
かわいいかわいいちびっこのその子の成長ぶりを静かに、
穏やかに愛情一杯に短い文章で綴っています。
その子が、ベランダで空を見ている姿に、遠いこの地で勝手にジーンとし、
ちん、と座って笑顔を向けるその顔に、またジーンとしています。
お母さんや兄弟から離され、全く知らないニンゲンノセカイへやってきた。
一生懸命新しい世界へ馴染もうと、そして人との暮らしを学ぼうとしている姿が
写真からも感じられ、けなげだな~と勝手にウルウルしているのです。
顔を上げて空を見て、君は何を思ってるのだろう。
犬は人のために生まれてきた生物なのだから、人の社会に馴染んで当たり前
なんて思っちゃいかんよな~・・・一生懸命新しい世界で生きようとしてくれてるんだよな~
これが同じ社会性のある生物である、人間だとしたらこんな小さな子が知らない世界へ
放り込まれて・・って思うと、人間だって無理だよな~犬って本当にすごいな~。
と、大切な存在である私の犬達がいなくなった今、改めて強く思います。
私の世界へ、愛しい子達を送り出してくれて、お父さん犬、お母さん犬、
そしてブリーダーの皆さん本当にありがとう。
先祖の犬達も、本当にありがとう。
私の世界で一生懸命生きてくれて、本当にありがとう。
その可愛いちびたんは、もうすっかり大きくなって、同居犬も新しくやってきて、
学校にも行き、楽しそうな日々。
すっかりその家の子の顔になりました。
飼い主さんはご苦労もあるでしょうが、あまりネガティブな事を書いておられないので
見ているこちらは楽しそうだなと思っています。
あなたの横にいる、しっぽのある愛しい存在を、
あなたと生きると決めてくれた、その子をどうか大切にしてあげてくださいね。