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今日もトト日和 TOTO'Z FACTORY フォトグラファー&デザイナーの秋山伸子です お仕事のことや日々のあれこれを綴っています 写真のサムネイルをクリックで各記事をご覧いただけます

母親倒れる

昼ごろ、パソをしていると、階下からドン!という音が聞こえた。
一瞬、両親のどちらかが転んだか?と思った。しばらくすると父親が私を呼ぶ声が聞こえてきた。母親に何かあったに違いない。
階下に下りると、玄関横のトイレの前に母親が倒れていた。意識も無さそう。
父親はすっかり動転してしまってて、「頭を打ってるからとにかくベッドに運んで」という。「そんな場合じゃなくて救急車でしょうが。」と私が電話した。
救急車が来るまでの間、とにかく服をゆるめて、楽に。そのうちに、朦朧としているが母親が意識を取り戻した。「着替える」とか言うので、それも止めて、とにかく廊下に寝かせていた。





血圧が安定していなく、顔面は蒼白。意識もボンヤリしているが会話は出来る状態だった。
救急隊の人3人がかりでストレッチャーまで毛布に乗せて運び、父親が同乗して出発した。
父親には財布と保険証、携帯を持たせ、受け入れ病院が決まったら電話するように言っておいた。後で私が迎えに行かなくてはいけない。
電話がくるまでの間に、母親の着替えや何やらとにかく用意する。頭をしたたかに打ってるはずなので、入院と言われても仕方ないだろうし・・と、自分でも妙に冷静に行動していた。
父親から近くの総合病院にいると連絡がきたので、荷物を持って父親の車で家を出た。
私の軽で行こうと思ったが、逆に入院じゃなくてそのまま帰宅になる事も考えたからだ。
病院に着いて、受付の人に救急外来の場所を聞いて急いだ。どこかで検査してるだろうが聞けばどこにいるか分かるだろうと思ったのだ。
救急外来の看護師さんに名前を告げたら「あ、○○さんなら、帰られるということで今会計にいらっしゃると思いますよ。」と言われた。
会計・・・さっき通り過ぎたところだよ(汗)。
再び病院の入り口に戻ると会計受付のソファに母親がチンと座っていた。
「どっこも悪くなかってん。先生に帰っていいと言われたから。」と恥ずかしそうに説明した。
それでも後頭部を打ってるので、タンコブが出来てるらしい(意識を失ってたから、記憶は全くないらしい)。CTも撮ったが、今のところ異常はそうだ。
もともと母親は時々ふ~っと意識が遠のくことがあって、かかりつけの医院でも薬をもらったりしている。血圧が安定しないのだ。ま、歳だからしゃーないと言えばしゃーない。

今日のように格段に乾燥した暑い日には、元気な人でも脱水になったりする。体力の衰えた母親には覿面だったらしい。
脳梗塞を起こした人も同じだけど、年寄りは水分補給にお茶を飲みたがる。若い人のようにスポーツドリンクを飲むのはどうも好きじゃないらしい。
でも、お茶は利尿作用があるので、水分補給しているつもりでも尿で出てしまう。逆に血液の濃度が濃くなってしまうのだ。脱水を止めるには真水を飲むかスポーツドリンクを飲むのが良いから、と言っておいた。
頑固な年寄りが素直に聞くとは思えないけど。
とにかく、日中に買い物に行ったり、重い荷物を持つのはやめてほしいな。

意識を失って転倒して、何が怖いかと言うと、防御姿勢が全くとれないので、頭や顔面をモロに打つことだ。それと骨折。母親も倒れたとき、意識が全くなかったので仰向けに倒れた姿勢のまま敷居にぶつけたらしい。出血がなかったが、私は脳内出血を覚悟した。

犬猫に関しては、私はみっともないくらいに取り乱すことがある。
どちらもまっとうな順番なら先に逝ってしまう対象なのに。
親に関してはなぜこうも冷静に行動できるのだろう。今日の出来事も、ヘタしたらそのまま「さよなら」になってしまってもおかしくなかった。それとも動揺は後から来るのだろうか。
と、今日の自分の行動に我ながら不思議に思ったのだった。やれやれ。
by totozfactory | 2005-06-28 15:30 | 日々のこと。