2015年 07月 01日
星峯稲荷の白狐さん
この時期の京都はとにかく湿気が多くて暑いと覚悟していたので
同行してくれたお友達には「涼しい場所に行きたい」とだけリクエスト。
汗をかきつつ、伏見稲荷さんにお参りした後向かうは
涼しさではピカイチであろう、比叡山延暦寺。
車をオープンにしてクネクネワインディングを上って行くと
気温が下がっていくのがはっきりと分かります。
外国の方や学生でいっぱいだった伏見稲荷さんと違って人もまばら。
根本中堂の中で僧侶の方がいろいろと教えてくださったのですが
「今日は珍しく人が少ないです。」とおっしゃってました。
実は観光バスが到着する前だったようで、私達の帰り際には多くの人が。
ゆっくり拝観できたのでラッキーでした。
根本中堂におられた僧侶の方が
「本尊の薬師如来は、皆様の現世の願いを叶えようとおっしゃる仏様です。
どうぞせっかく本日お参りしてくださったのですから、しっかりとお願いをしていってください。」
とおっしゃっていました。
皆さん何をお祈りされるのでしょうね。
さて、こちらの可愛らしいお狐さんは、根本中堂から長い階段をのぼった所にある
文殊堂の近くにひっそりと佇む星峯稲荷社のお狐さんです。
小さな祠ですが、「正一位」のお偉いさんです。
本尊荼枳尼(ダキニ)天は辰弧王菩薩にして
形相に六臂これ六道(地獄 餓鬼 畜生 修羅 人 天上)の衆を利益教化するしるしなり
延暦の昔 茶枳尼天白雪の神狐となりて この辺り虚空蔵の地
星の峯に来りて諸人の罪 穢れをはらい福徳を施し弥栄(いやさか)の利益を与え給う
この故に遠く昔より公卿の信心篤く祈願の霊験あらたかなり
商業繁盛 家内安全を祈る処なり
とあります。伏見稲荷さんでもお祈りし、こちらでもお祈りするって厚かましいですかね。
(しかも開運の鐘という大きな鐘を張り切ってゴーンと鳴らしたし・・)
延暦寺に行ったはずが、なんだかこの日はお狐さんがメインになったような感じでした。
■□■□■□■□ Photo by TOTO'Z FACTORY □■□■□■□■