2005年 08月 03日
納涼 怪奇「笑い声」
ということで、今日はネタもないので(おい)、納涼怪談をば(実際の話し)。
それは私がまだ学生だったころ。
その1週間はテスト期間で、私は「とにかく徹夜で暗記作戦」を決行していた(ヤケクソ)。
季節は冬、コタツに入りラジオを聴きながらひらすら暗記していた。
明け方もうどうしようもなく眠くなり、「さすがに連日徹夜はしんどい。ちょっとだけ」とそのまま後ろに倒れ、寝てしまった。
夢うつつのころ、部屋の窓から何か聞こえてくる。
窓の外にたくさんの「何か」がいて、「きひひっ・・・・キキキ・・」「グフフ・・・」「ケケケケケ・・」「ギャッギャッ」と不気味な声で笑っているのだ。それも大勢。
身体は動かない。これが金縛りってヤツ?うわー怖いよう!!
目も開かない。笑い声は相変わらずザワザワと聞こえている。目を、目を開けなきゃ!
額に脂汗を浮かべつつ、うーーーーん!と力を入れたら、突然身体が動いて、そのままガバ!と起き上がり、ラジオをつけた(理由不明)。
こうこうと明るい室内。音楽が流れ、自分だけがドキドキしながらフリーズしていた。「声」はもう聞こえない。
一体今の何?
こういう体験の人は案外多いので、「夢」に違いないと思ってるが、あの声は今でも覚えている。動物とも人とも言えない様々な声・・。