2017年 06月 09日
TAMON 【TOKYO NATIONAL MUSEUM】
平安時代 9世紀
トーハクには
トトちゃんに続いて
たもん君もいました
この毘沙門天はどなたが
彫られたものでしょうかね
ほんのりシルクロードを感じる
優しげな表情です
左の手には宝塔をささげ持ち
この像では欠けている右の手には
一般的には三叉戟(さんさげき)という
武器が持たれています
毘沙門天は
もともとヒンズー教の神様であった
財宝を守る神クーベラが元となり
日本にやってくる頃には
夜叉を率いて戦う
北方の守護神となりました
別名は多聞天
うちのたもん君は毘沙門天から
名前をもらいました
しかし残念なことに彼は
生きている間は
彼の持って生まれた疾患のため
病院通いが続きました
あれほど外科手術を繰り返した犬は
世界でもそうおりますまい
もちろん世界を探しても
同じ疾患で生きている犬は
おりますまい
それでもやはり
名前は大事です
たもんもこの名前で良かったと
心から思います
その名の通り
彼は全力で自分の疾患と戦いました
仏法を守護し
福徳を授ける神といわれる通り
私の言うことはきちんと守り
私と我が家を守る最強の
ガードドッグになってくれました
そして私に
ドーベルマンの切なさを教えてくれ
たくさんの幸せをくれました