2017年 09月 29日
輪舞曲
もうすぐ10月
一年の3/4終わってしまいました
昼間はまだ暑くても
朝夕はツンと寒くて
あれだけ騒々しかったセミは
いつの間にかいなくなり
リーリーと鳴く虫の声が
庭からも聞こえてきます
木蓮の葉の周りを
せわしく飛びまわるアシナガバチも
あと少しで女王を残し
その命を終えてしまいます
週末に車やバイクで郊外を走ると
季節の移り変わりがよくわかります
田んぼは刈り取りの時期を迎え
道端にはヒガンバナが咲きだします
薄闇が迫る頃
田んぼから立ち上る
草を燃やす白い煙
あのカサカサとした香りを嗅ぐと
ああ秋がやってくるなあと思うのです
短い間ですが季節の主役となるヒガンバナ
昨年は土砂降りの中撮りました
昨年も訪れたここには
赤と白と黄色のヒガンバナが
たくさん植えられています
訪れた時間が遅かったので
あたりは薄暗くなってきていました
そんな中で見るヒガンバナは
どこか妖艶で好きです
赤に囲まれる一輪の白いヒガンバナ
舞踏会の主役のように見えました
上から撮影して初めて
白いヒガンバナは
一重なのだと気がつきました
by totozfactory
| 2017-09-29 22:03
| 風景のこと。
