2017年 11月 29日
じゅんのすけ

伽耶院(がやいん)で飼われているワンコ
代々同じ場所にワンコがいて
先代は柴犬だったような
この子も柴犬っぽい
ミックスさんです
番犬なのでしょうか
でも人には警戒もせず
かといって懐きもせず
小屋に「じゅんのすけ」と
書かれてあるので
「じゅんちゃん」と私が呼ぶと
タタターと寄ってきて
フンフンと匂いますが
それだけ
後はこうしてのんびり寝そべって
気持ち良さそうにくつろいでいました
小屋の傍には注意書きがあり
" 先代の子は訪れる人からもらう
お菓子で糖尿病になり
目が見えなくなって亡くなった
なのでじゅんのすけには
お菓子をあげないでください "
というような言葉がありました
あげる人にとっては
喜ぶから
とか
ただ可愛いから
とか
いろいろな理由があるのでしょうが
一人一人は小さなオヤツでも
たくさんの人があげるとそれは
命を奪うきっかけになります
同じように最近のニュースで
京都のお寺に訪れる大勢の観光客が
モミジの葉っぱをちぎってしまうので
お寺は困っている
というような記事がありました
真っ赤で綺麗なモミジ
一枚くらいもらっても・・・
と思う人も多いでしょう
それが例えば
持ち帰っても問題はないでしょう
しかしお寺は限られた空間の中の
限られた木
たくさんの人が
一枚くらい・・・をやってしまうと
モミジの枝から葉っぱが無くなります
ヨソ様のお宅のワンコやニャンコに
許し無く勝手にオヤツをあげる行為も
同じじゃないかなあと
思うのです
それはその子が可愛いのではなく
身勝手で残酷な自己満足です