2018年 06月 19日
蛍の飛ぶ夜

梅雨時のわずかな晴れ間をぬって
蛍を撮りました
毎年撮っているこの場所は
人があまり来ないので
ひっそりと行ってひっそりと撮ります
昨年は一人で暗闇に身を潜めていたのですが
(怪しい・・・)
今年は友達がつきあってくれて
楽しく通えました
陽が完全に暮れるまでに行き
撮影のセットをして
その後は真っ暗になるのをじっと待ちます
蛍は本当によく分かっていて
暗闇になった場所から光りだします
少しでも環境光の影響がある場所は
本当に嫌いらしく
人の目にはほとんど暗く見えても
わずかでも街灯が当たる場所には飛びません
ずっと観察していると
みんなが休憩する時間と
一斉に飛び立つ時間があって
わ~っと飛び立った時に
シャッターを切っていきます
最盛期には自分のまわりにも
フワフワと幻想的に飛び交い
ロマンティックな気持ちになりますが
黒い虫がいっぱい・・と思うと
ちょっと複雑
メスの光はかすかで
オスは眩しいくらいに光ります
木々で光っている様はまるで
クリスマスツリーのようです
命を燃やして輝く光
字のとおり光の虫の蛍
世界は変わらず美しいね
by totozfactory
| 2018-06-19 16:19
| 風景のこと。

