2007年 02月 02日
持来

(今日はお勉強ですよ!ノンビリ遊ぶな。)

「待ってるぜ!!」

「うひょーーっ!!」


今年に入ってから、いわゆる「訓練」をちゃんとしようと頑張る我がチーム。
たもんはボールに関しては「鬼スイッチ搭載」なので、ボールはいくらでも追う。心臓が止まるまで追うだろうと思うほどの熱狂ぶり。目は完全に「イッっちゃった」状態でヨダレでヌルヌルになったボールを「はい」と渡し、またすぐ「それ投げろ!」と怖いくらいの集中した形相で座るのだ。
でも、それではいけない。きちんとコントロールされた持来でないと。
1、脚側で座らせ、「待て」をかける
2、ボールを投げる
3、転がるのが止まったら初めて「よし、行け」とコマンドをかける
4、犬が取って戻ってくる
5、脚側につくか、正面停座で犬が座り、保持したボールを
「出せ」のコマンドで出すまで咥えつづけること(カミカミしている時には取らない)
*ダンベル持来の場合も手順は同じ
ボールを見た途端、目の中に巨人の星のごとく炎がボッ!!と燃えるたもんには、この「制御された元で作業する」という事が出来なかったのだが、堀さんに教わり、すぐできるようになった。
教わると、「な~んだ」という事なのだけど、思いつかない。
一つ一つの動作を区切り、一つ一つ丁寧に正確に、間違いなく行うことが何よりも大事で、犬も興奮するばかりでなく、「落ち着いて」そして「意欲的に」作業できなくてはいけない。
「どうしてそうするのか、なぜそうしなくてはいけないのか」をきちんと、こちらが納得する説明を明確にしてくれるのがプロなのだと、こういう時に改めて思うのだ。