2008年 01月 10日
四里四方に病なし
数ヶ月先の世界の情勢が分からない昨今、自国のパワーを上げるためには、食料自給率を上げることだと、テレビで誰かが言っていた。
どこに頼らなくても生きていける、それが何よりの強みになるのだと。
遠い国から運ばれてきた野菜を食べなくても、地場で採れたものを食べていればそれでいいと思う。
逆に地域性のあるものや、旬のものが口に出来てよいのではないだろうか。
だけども悲しい事にいつでも新鮮な地場産の野菜や魚、肉が手に入るわけもない町の暮らし。
去年の夏、たまたま通りかかった「道の駅」で、地場産のアスパラガスを買った。
そのあまりの美味しさに、驚いた。
「さっき採れたもの」って、こんなに美味しいんだ。
「四里四方に病なし」 四里(16キロくらい)の間で採れるものを食べていれば、病気知らず、という意味だが、新鮮なものはやっぱり美味しい。
遠い国から運ばれてくるものより、文句なく美味しいのだ。
それは釣りたての魚でも同じ。
うちの家の畑は、畑と呼ぶにはお恥ずかしいほどの狭さで、今日こうやって採れたカブも、スーパーで一束数百円を3回ほど買ったらおしまい、という程度の数しか出来てない。
大根だって間引いていけば同じことだ。
畑は私が作ったものでもなく、去年突然死んだ私の父親が作っていたもの。
潰してしまうのは至極簡単で、その方が犬達が遊ぶ面積が増えていいのかもしれない。
それでも植え続けるのは、やっぱり採れたては美味しいって事に尽きるからだ。
抜きたてのカブは、葉っぱがビシッとしていて、触ると葉っぱには細いガラスのようなトゲが
ある。葉っぱは人も食べるが細かく刻んで犬達も食べる。
もう抜いているそばから待ちきれなくて「くれくれ」とおおはしゃぎだ。
美味しい魚を釣りたいと思えば、釣った後にゴミを捨てて帰るなんて事だって、自ずと
出来ないはずだよね?
それをもっともっと延長していけば、環境改善や食料自給率向上に繋がると思うのだけどな。
壮大すぎ?いえいえそんな事はないはずだよ。