今年の抱負

なぜ人は旅をするのか。世界を知るため？それともそれを変えるため？
2007年秋のルイ・ヴィトンのテーマは「旅」。私が雑誌で見たのは、ゴルバチョフ元ソビエト大統領と女優のカトリーヌ・ドヌーブだった。
↑のコピーは、ゴルビーバージョンのもの。
人形のような美しい女性とバッグの組み合わせではなく、困難に打ち勝ってきた人物の選定。
カメラマンは、エリザベス女王を撮影したアニー・リーボビッツ。
渋い。渋すぎる。
ダークだけどまろやかな色合いが大好きだ。

今回、帰省時に撮影した犬達の中で、気に入っているのが上のたもんの写真。
困難に打ち勝ってきた彼が見つめるものとは、一体何なんだろう？
Mark3と一緒に購入したSIGMAのレンズは、四隅が光量落ちしたりするけど、いい感じに
重い画が撮れる。

今年は、「動」と「静」、どちらもどっしりした写真が撮りたい。
もっと濃く、もっと深く。

雑誌の表紙で「ＴＩＭＥ」を選んだのも、雰囲気が合うかなと思ったから。

2007年の「TIME」person of the yearは、現在のロシア大統領、プーチン。
正面から撮影させる事は滅多にない、というこの人。
元ＫＧＢの人間らしく、どこまでも見通すような鋭い、そして感情を出さない目。冷たい表情を出来るだけ見せないために、正面顔は出さないと聞いたのだけど、このＴＩＭＥでは怖いくらいのアップだった。
私はやっぱりゴルビーの方が好きだな。

今年はいろんな事にチャレンジの年にしたいと思っているのだ。
仕事も、絵も、写真も、モロモロも。